ゴールデンカムイ(漫画)全巻を1番安く読む方法|単行本が安い電子書籍サービスも

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ゴールデンカムイ全巻をお得に安く読む方法

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ゴールデンカムイの概要

作品名 ゴールデンカムイ
作者 野田サトル
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
ジャンル 青年マンガ
公式サイト https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/300577/

あらすじ

『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!
 
『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!
 
引用元:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/300577/

感想

40代女性

「ゴールデンカムイ」の面白さは、やはり開拓時代の北海道を舞台に、黄金を手に入れるため一癖も二癖もある者達が集まってくるという「絶対に平穏無事に話が進むワケがない!」と思わせるハラハラどきどき感でしょう。もちろん読者の予想どおり、主人公杉元はかなり危険な冒険をすることになるのですが、ただハードな展開が続くということは決してなくヒロインのアシリパ(※アシリパの「リ」はマンガ内では促音)の料理シーンやギャグシーンなど戦い一辺倒ではないところも、読んでいてホッとできるので魅力の一つです。そもそもこのマンガは様々な魅力であふれかえっている傑作なので、有名作品ですが、未読のかたがいらしたら是非ご一読を。アシリパ以外のアイヌ民族の登場人物もおもむきがあり、チカパシ(アイヌの少年)と元マタギの谷垣との交流はとてもハートフルで気にいっています。そして、歴史マンガはこの作品に限らず、実在の人物と架空の登場人物をおりまぜて話を展開させ、エンターテインメント性を高めることが多いですが、「ゴールデンカムイ」はそのサジ加減が絶妙で、連載回を読み終わるごとに「これは史実?実在人物?どこまでフィクション?」と調べたくなるエネルギーがあります。(すぐに実在人物がモデルだとわかったのは、元新撰組隊士の土方と永倉ぐらいだった日本史にあまりくわしくない私さえも惹きつけるパワーがあったということです)また、北海道の厳しい自然やアイヌの文化が、マンガ表現によって読み手にわかりやすく伝わってくるのが、道内に一度も行ったことのない私にはとても新鮮でした。
他の感想はこちら

30代男性

日露戦争から数年後の北海道を舞台にアイヌ民族が残した莫大な額の金塊を巡るバトル漫画ですが、まずキャラクターがとても魅力的です。主人公格から脇役、1エピソード限りの人物まで数多く登場しますが、誰もが自分なりの目的や考えを持っており、時には悩んだり迷ったりもするため、どのキャラクターにも感情移入をしたり、行動の真意等を考えたくなります。ストーリー進行も寄り道が時々あるものの、最初は些細と思われた出来事が大きな陰謀に繋がったり、無関係と思われたキャラクターが思わぬところで繋がっていたり、恐ろしく見事なストーリー構成がなされています。ただ、一方で「変態」としか言いようがない強烈なキャラクターや、作者の頭の中がどうなっているのか疑いたくなる展開も多く、こうしたキャラクターや展開を受け入れられるかがこの漫画を楽しめるかどうかの分かれ道になります。また、アイヌ語学者の中川裕氏がアイヌ語監修をされており、アイヌ民族の文化や食事、道具の描写には非常に力が入っています。アイヌ民族関連の描写は博物館でも評価を受けており、その他の当時の街並みや建築物も忠実に描かれています。食事部分はアイヌ関連とは別にまた力が入っており、鹿の脳の生食のようなアイヌ民族独自の食文化から、当時の和人(本土から来た日本人)のグルメまでとても美味しそうに描かれています。少々人を選ぶ面がありますが、アイヌ民族に興味がある人や、冒険・バトル漫画が好きな人にはお勧めの漫画です。

30代女性

まずは北海道とアイヌをここまで愛して描いてくださった作者に感謝したいです。戦争や狩猟でグロテスクな描写はあるけれど、美味しい食事や特徴的なキャラクターが織りなすギャグはとても面白い。また女性キャラクターが少ないためか、脱ぐにはいつも男性陣でセクシーなようでしっかりした理由とギャグが秀逸である。本編は日露戦争後の北海道で、一攫千金を狙う物語なのだが当時の食生活・文化が描かれ勉強にもなる。そして面白いことに北海道で今の尚食べられる「月寒あんぱん」「札幌ビール」など身近なものがある。そして重要なのがアイヌ。アイヌは今まで迫害など悲しい面として描かれる事が多かったが「カッコいいアイヌを描いてくれ」と望まれたとの事で、アイヌの生き様はカッコいいし魅力的。私は北海道出身なので私が思うかっこいいアイヌがそこにいて、そこが凄く好きになった理由である。最後に1番好きなキャラクターを。尾形というスナイパーがいる。コウモリ野郎と呼ばれるように、勢力を渡りどこの陣営にも属していない行動に未だ謎である。彼の過去や、在り方、そして既刊までの経緯をみると非常にくえない人物だと思う。それ以上に猫である。猫なのだ。もう一度いう猫である。作者も敢えて振り切って彼を猫として描いていて、その姿にくすりと笑う。根は真面目なのだろうが、不器用で、憎いのにどこか憎めない、彼に注目してしまう。尾形に幸せになってほしい…

40代女性

とても面白かったです!!!1巻から夢中になって、一気に最新刊まで読んでしまいました。残酷なシーンが多いと聞いていましたが、確かにちょっと血が出る描写は多いかも知れません。ちょっとじゃなく多いかも…。でも主人公の杉元やアシリパさんが、動物たちから命をもらってありがたく食べている様子を見ていると、生きるために食べているんだなぁと実感してだんだんと気にならなくなりました。敵と戦うのも生きるためだと思えば、残酷ではありますが納得できます。戦争とその後の混乱を描きながらも、現代に通じるテーマでもあります。出てくるキャラクターはどれもみんな魅力的!いい意味で変態的です(笑)。あと動物も含めてとにかく描写が上手いなぁと思いました。杉元たちだけじゃなくて土方や鶴見中尉、みんな応援したくなります。応援っていうか、そのキャラの過去とか思惑とか気になってしまいます。友人は尾形が猫みたいでかわいい!とお気に入りだそうです。私はやっぱり仮面の将校・鶴見中尉。初登場からインパクトがすごかったですが、過去のシーンは驚いたと同時にすごく胸にくるものがあって、泣けてしまいました。これから最終章に入るということなので今いちばん続きが楽しみな漫画でもあります。アシリパさんが悲しむことがないように、杉元や白石には頑張ってほしいです!!

30代女性

明治時代末期の北海道を舞台に繰り広げられるサバイバル漫画。ですがそれだけじゃなく、今は失われつつあるアイヌ文化をたっぷりと盛り込んで紹介してくれている漫画でもあります。特にアイヌは狩猟の一族とあり、様々な野生動物の狩り方や食べ方が描かれています。動物の習性を知り尽くして考えられた狩りの方法は本当に見事。また、狩った生き物は身から皮、骨に至るまで余すことなく使う彼らの生き物への敬意の心には感動します。そして作られる料理のなんとも美味しそうなこと!グルメ漫画顔負けの描写は、思わず唾を飲んでしまうほど食欲をそそられます。他にも厳しい北海道の自然との付き合い方や伝統文化や衣装などについて、詳しく描いてくれているため、漫画で楽しくアイヌ文化を学ぶことができます。また、登場人物達の個性溢れるキャラクターもこの漫画の大きな魅力の一つ。特に私が大好きなのがアイヌの少女でヒロインのアシリパさんです。幼いながら主人公の杉元の命を救い、狩りの仕方やアイヌ文化などを教えてくれる心強い存在。ですが普段はお茶目でやんちゃで変顔大好きな子供らしい一面もあり、ヒリヒリする展開の中にも読者に癒やしを与えてくれる可愛い女の子です。度々杉元に好意を寄せているような描写がありますが、今後の二人の関係は発展していくのか…!?男性女性、どちらでも楽しんでもらえる一冊です。

50代男性

北の大地で繰り広げられる物語は、かつて生きるために必死だったことが分かります。北海道はもともとアイヌ人が住んでいました。地名もアイヌ語から取ったと言われています。過酷な環境で生きるには、行動を起こさないといけません。アイヌ人が秘蔵した金塊が眠っていることを知りあわただしくなります。手掛かりは囚人に彫られた入れ墨ですが、複数の囚人に彫っていて組み合わせにようにならないと解読できません。囚人をわざと脱獄させて捕まえさせる生き地獄です。お金のためなら行動する姿勢や、お金のためなら人まで殺害してしまうところは現在でも変わっていません。すべては生きるためですが、狩りをする、そして食べる、生きることの難しさが現在よりも過酷でした。再会の望んでいる人もいますが、これは生きる希望になるので果たしたいものです。出会いと別れを繰り返すのが人生ですが、疎遠になった相手も会いたいと思っているはずです。北の大地の冬場は壮絶すぎて脱獄する人も帰ってきてしまう始末です。広大な土地なので逃げ切れることも難しく諦める人も出てきます。杉元佐一は不死身と言われるくらいタフな男です。精神面だけでは生きられない体力と運があります。

20代女性

初めはギャグ漫画という印象が強かったですが、物語の内容が深く、感動するシーンも多くありました。ギャグと感動シーンが交互に出てきて情緒が追いつかない時もありましたが、そこもゴールデンカムイの良さだと思います。杉本とアシㇼパさんの絆が旅の中で深まっていくのも感動的だったし、金塊を狙う人達が皆それぞれに事情を抱えているのも印象的でした。登場人物も多かったですが、味方だけど敵、敵だけど味方といった関係性がある意味面白くて、鶴見一派も土方一派も応援したくなりました。わたし的に作中で1番成長したのは、鯉登少尉だと思います。初めは少し癖のある癪に障るキャラでしたが、誰よりも真っ直ぐな心を持っていて、最後まで信念を曲げない鯉登少尉の姿はとてもカッコよかったです。最終回が近づいていくにつれて、別れがあり悲しいシーンも多かったですが、それでもアイヌのために最後まで走り抜くアシㇼパさんの勇敢な姿には勇気づけられました。一人ひとりのお別れのシーンが呆気なく感じた部分も少しありましたが、そういった描写もすごく背景を考えさせられました。最終回も、わたし的には納得のいく内容だったので満足です。短いようで長い旅でしたが、素晴らしい作品に出会えてよかったです。

30代女性

「ゴールデンカムイ」は1年ほど前に冒頭の数話だけ試し読みして、そのまま続きを読んでいませんでした。連載が最終回間近らしいということをインターネット上で知り、再度、電子書籍で読み始めてみたら、止まりませんでした。とにかく面白くて、三日ほどで全巻一気に読みきりまた。ここ数年は子育てに忙しく、漫画をきちんと読むことが少なかったので、こんなに夢中で漫画を読んだのは久しぶりでした。不死身の杉元とアイヌの少女アシリパを軸としたストーリー展開が素晴らしく、その他の登場人物も皆キャラクターが濃く読みごたえがありました!下ネタ系が多いのですが笑える部分が多く、シリアスになりすぎないところも良かったです。また、漫画を通してアイヌ文化についてや戦争や歴史的なことも自然と知ることが出来ました。その点もこれまでの漫画作品とは一味違う部分だったと思います。私は北海道生まれ、北海道育ちです。そのため、北海道を主な舞台とした「ゴールデンカムイ」の中には知っている地名・施設が登場する機会が多く、その点も楽しみながら読みました。下ネタ部分や、皮を剥ぐなどのグロテスクな表現があるので今すぐは難しいですが、子どもがもう少し大きくなったら一緒に読みたいなと思う作品です。

30代女性

自分至上最高傑作の漫画です。それぞれのキャラクターに深い信念や思惑が隠されており読み進めていくほど深くハマりました。何度読み返しても新しい発見がある漫画です。金塊争奪をかけての頭脳戦、命がけの激しい戦い…最後は一体だれが金塊をてにするのか?!本当に手に汗握るストーリー展開が繰り広げられます。そんな緊張感ある中でも、かなりお笑い要素もちりばめられているので、緩急がすごく圧倒されてしまう作品です。それにしてもこの漫画に出てくる登場人物全てキャラが濃くかっこいいのですが、その中でも私が特に心打たれたのは最強スナイパーである尾形百之助でした。尾形の壮絶な生い立ち、立ち回り方、生き様…彼のストーリーは感動がすごすぎて、ただただ涙が止まりませんでした。また、主人公の杉元とアシリパさんそして白石の掛け合いが本当に笑えてほっこりします。作品内では北海道のアイヌの歴史や文化も、とてもわかりやすく、興味深く作品内に登場するので、勉強になりますしあまりアイヌ文化に興味を持っていなかった私ですが、この作品に触れた後は結構詳しくなっていました。また出てくるキャラそれぞれに対して、この人はアシリパや杉元にとって敵なのか?味方なのか?わからないというのもハラハラして楽しめる要素の1つです。

20代女性

全体的にグロいシーンが多いのに不思議な爽やかさがある作品です。北海道からロシアにかけての雄大な自然の中で狩りをするシーンは一種のファンタジーみたいで読んでいてワクワクしました。出てくるのは屈強なおじさんばかりなのに、全員ちゃんと描き分けられているのもすごいと思います。どのキャラクターも登場時は強烈ですが、物語が進むごとに色々な面が見えてきて愛着がわいてきます。囚人をめぐる金塊探しという壮大なテーマのもと、敵味方入り乱れての宝探しはハラハラの連続で、今誰が味方なのか、次に誰が裏切るのかと予想しながら読むのが楽しいです。旅を通して移り変わっていくキャラクターの心情が丁寧に描かれているので、キャラと一緒になって騙されたり感動したりしてしまいます。アイヌなどの少数民族について知ることができるのもおもしろいです。膨大な資料と取材の元で描かれている漫画なので、当時の和人とアイヌがどのように交わって暮らしていたのかがリアルに想像できます。ギャグ回の振り切り具合がとんでもないのも魅力だと思います。こんなに下ネタに走っていて不快ではない漫画に初めて出会いました。特に谷垣は、作者にとにかく気に入られて遊ばれていることがよくわかって愛らしいです。

40代女性

ここ最近で最高の作品だと思います。シーンを短くカットして繋げていく手法によって読者を混乱させ、引き込んでいくのは新しいと思います。混乱させるというと少し聞こえが悪いかもしれませんが、「え?」と思わせて常に新鮮な気持ちを保たせるというか、ギリギリついていける場面転換で読者を常にストーリーに集中させるのだと思います。良い意味で振り回される。また、前半でほのぼのしたり笑ったり、引かせたりしながら伏線を張りまくり、後半にかけて雰囲気をどんどんシリアス路線にずらしながら本題に引き込んでいく手法もすごいです。ただの「アイヌの知識漫画」とか「グルメ漫画」的に楽しめていた箇所までひっくるめて終盤までのドラマにつなげていく。素晴らしいです。無料公開で最終話まで読んだ方が多いと思いますが、アイヌについての描かれ方に賛否両論巻き起こっております。個人的には「ゴールデンカムイ」でのアイヌの描かれ方はこうであった、ということで正解だと思います。アイヌを描くならここまで描かなければならないなどと言うのは読者の勝手な言い分ですから。ただ、そう思うのなら、その問題点をネットででも提起してどんどん話題にすれば良いと思います。問題だと思うなら、現実世界の私たちが問題提起すべきです。そこまで含めて素晴らしい作品でした。

20代女性

タイトルは知っていましたがなかなか読む機会がありませんでした。今回最終話まで全話無料というずいぶん太っ腹なサービスがあった為短い期間で一気に読まなければならず、最終話まで読み切れるのか不安がありましたが夢中になって読み切れてしまいました。むしろ面白すぎて2週目に突入したほどです。金塊の在処を示す手がかりとなる刺青人皮を求めて主人公の杉本佐一はアイヌの少女であるアシリパさんと旅をしていくのですが、アシリパさんの生きていく上での知識が豊富すぎて尊敬してしまいます。色々なことが勉強になりますしアイヌに関して興味を持つようにもなりました。数多くのアイヌ語も特徴的でチタタプやヒンナなど普段の生活では聞いたこともない言葉がたくさん出てきますが、読み進めていくと自分の中にも不思議と馴染んできて愛着が湧きました。旅をしていくと様々な人物と遭遇していくのですがどの人物もあまりに癖が強くて強烈に印象深いです。金塊を求めて昨日まで殺し合いをするほどの敵同士だった人物たちと一時的に手を組み他の勢力と戦ったり一緒に旅をして助け合ったりしているのに、またすぐ敵同士になってしまったりとなかなか誰を信じたら良いのか分からない感じがスリル感があって一緒にドキドキしながら読み進めていました。かと思えば急にとんでもなくぶっ飛んだギャグが入ってきたりしてそのギャップもまたこの作品の魅力だなと感じました。個人的に一番面白かったのはらっこ鍋のくだりです。何度見ても笑ってしまいます。

30代女性

某北海道民なのでずっと興味はありましたが、もう20巻以上出てるの!?長い、、と思って読むことに踏み切れずにいました。いざ読み始めてからは本当にあっという間で一気に最後まで読み切りました、、。もう終わっちゃうの!?と思ったくらい。何よりずっと絵が綺麗でブレない!ので見やすい!!読んでるうちについつい真似して使いたくなるアイヌ語の数々。得体が知れない、なんなら不味そうだけどなぜか食べてみたくなるアイヌ料理。読み終わってからアイヌ文化の博物館に行きましたが、読む前よりずっと身近に感じて楽しめました。学習漫画じゃないのに笑ストーリー展開も早いから中だるみもない。最初は熊の描写がめちゃリアルでこわい!これ読み切れるのか?!と思ったけどそんなことは気にならなくなるほど入り込めました。ずっとシリアスなのかなと思ったけど、どんどんギャグ要素が強くなっていく、、そんなところがむしろ好き!漫画を読んでてこんな笑ったの久しぶりかも。キャラクターがどいつもこいつも魅力的なのでどこにフォーカスされても面白く読めました。でもやっぱり一番好きなのは杉元!男らしくてかっこいい〜強い〜中身もかっこいい〜。民族文化やら熊やら何かに少し苦手を感じても是非読み進めてみてほしい作品です。

40代女性

明治後期、北海道・樺太を舞台に繰り広げられる金塊探しの旅。あらゆる漫画賞を受賞してきた人気作であり、作品の楽しみ方は人それぞれですが、私が思う最大の魅力は個性的な登場人物にあると思います。とにかく、男も女も犬もオオカミも、出てくるヤツらがみんなカッコイイ。優しさも狂気も兼ね備えた、一筋縄ではいかないキャラクターばかりで、どのキャラクターも愛おしい。そして、圧倒的に絵が上手い。アクションシーンの切り取り方や、映画みたいな漫画の見せ方に思わずうなってしまいました。私、漫画を読んでいて声が出たのは初めてです。また、和風闇鍋ウエスタンと称されるほどバトルもグルメも何でもありのゴールデンカムイですが、緩急のつけ方が絶妙で何度でも読み返したくなるのも魅力です。シリアスなシーンが続いたかと思えば、とんでもないギャグをつっこんでくる。その匙加減がたまりません。コミック最新刊では、金塊探しの旅はいよいよ佳境に。主要キャラ総集結で否応なしに緊張感は高まるわけですが、そこはゴールデンカムイ。愛され脱獄王・シライシや持ってる男・門倉のほっこりシーンがちょくちょく入るので安心して読んでいられます。本誌で最終回まで読んだ人も、超加筆の単行本やアニメ4期の放送など楽しみが続くのもファンにとっては嬉しい限りです。

40代男性

アイヌの暮らしが当時の日本人とどう違うのか?という文化の違いというものが一体どのようなものだったのかといったようなところもお話と絡めを合わせてすごく大胆に描いていました。絵が上手いのでとっつきやすく初めは世界観に没入しにくいような漫画であったりそういった作品が多かったりするんですが、ことゴールデンカムイに関して言うととても絵が上手いので没入しやすかったと思います。アイヌの14歳の少女が主人公を助けて戦って行くのですが、その巧みな技術や弓さばきなどすごく強い能力を発揮しているというところに彼女の強さに惚れ込んでしまう自分がいます。また主人公にしてもすごく強い伝説の人物であり武に関しては右に出る者がいないと言ったようなその二人のタッグが財宝を手に入れるべく刺青を彫った24人の囚人を追いかける物語で、ストーリーとしてはすごく簡単で分かりやすいのですが、途中からこの主軸となるストーリーから脱線しがちであるということころがすごく残念であったと思いました。アイヌの生活様式などを紹介したいという気持ちがあるということがよくわかるのですが、そのアイヌの文化を紹介したいがためにおざなりになっている主軸のストーリーがあまりにも分かりにくくしていたそんなような気がします。

30代女性

このお話は日露戦争直後の北海道と樺太が舞台となっていて、元陸軍兵の杉元とアイヌの少女アシリパが様々な人と協力、そして敵対しながら北海道に隠された金塊を探し求める冒険ストーリーです。彼らが探し求めている金塊はアイヌがこっそり隠し持っていたもので、それを一人の男が金塊を持っていたアイヌたちを殺害し、盗んだとされています。その殺害されたアイヌの一人がアシリパの父親で、金塊を奪った男は網走刑務所に収容されているといいます。男は金塊のありかを示す暗号を、同じく網走刑務所に収容されている囚人たちの体に刺青として掘ったとされているので、彼らは刺青を掘られた囚人を探し、暗号を解いて金塊が隠されている場所に辿り着くのが旅の最終目的です。戦闘シーンが多いので、残虐シーンも多いですが、ギャグ要素も多く、クスリと笑えるシーンもたくさんあります。森の中を進み、野宿をすることが多いのですが、狩りの名人であるアシリパがアイヌの武器を使って獲物をしとめ、アイヌ料理をふるまうことが多いので、アイヌの文化を知ることができてすごく興味深かったです。また、登場人物も個性的というか基本変な人が多く、次はどんな人が出てくるのだろうと考えながら読み進めるのも面白かったです。旅を進めるうちに杉元とアシリパの絆がどんどん深まっていくので、その辺にも注目して読み進めていってほしいです。

30代女性

胸が熱くなる展開が続き面白いだけでなく、色々と勉強にもなる漫画でした。アイヌの専門家も太鼓判の評価なだけあって、アイヌの文化についてきめ細やかに分かりやすく描かれています。メインストーリーはどこかに隠された金塊の争奪戦ですが、その道中に挟まれるアイヌの暮らしの話も心が温まったり、笑えたりしました。主人公の杉元が和人であるので、初めてアイヌ文化に触れる彼に感情移入しやすかったです。例えば相棒のアシリパさんが杉元に、狩った動物の生の脳みそに塩をかけて食べさせようとするなど、思わず読んでいる方も杉元と同じ奇妙な笑みを浮かべてしまいます。逆に、アシリパさんが和人の食べ物である味噌の見た目に対してとんでもない勘違いをして大騒ぎするシーンなどもクスッと笑えます。メインストーリーがシリアスなので、アイヌ文化については箸休めエピソードとして漫画全体を良いバランスに保っていたように感じます。美味しそうなアイヌ料理の描写も上手でした。金塊争奪にあたっては悲しいシーンやグロいシーンも決して少なくはないのですが、漫画全体ではギャグも多いので、いい感じに中和されています。ギャグのはさみ方も上手で、思いっきりギャグに舵を切るギャグ回があったり、戦闘中にちょこっと挟む笑える一コマや台詞など、センスが良くメリハリが効いています。マッチョネタが多く、男性メインキャラクターはほぼ全員と言っていいほど作中で何度か全裸になっているという珍現象が起きています。下ネタと言えば下ネタなのかもしれないのですが、さじ加減が絶妙で不快感は全くありませんでした。セクシー担当が女性ではなく、大真面目かつ不真面目に、マタギの谷垣であるという所も他の漫画にはない独特の世界観だと思います。最近完結しましたが、そうそう!こういう最終回を求めてた!という終わり方で良かったです。白黒ハッキリさせる所はさせる、あやふやにしておく所はあやふやで、その区別にすごく納得してスッキリしました。読後は様々な想いが渦巻いて、胸いっぱいになる漫画でした。

30代女性

物語の始まりはかなりどろどろとした戦争ものか?と思わせるような出だしだったのですが、アシリパの登場と共に物語がグルメ方向に転んで行ったり、アイヌの民俗学的な話やアクション、さらには人間関係のドロドロした感じなどサブタイトルの「闇鍋ウェスタンアクション」といった言葉がしっくりとくるような面白い話で最後までとても面白かったです。昨今の漫画にありがちな「女性は胸を強調したもの」などといったステレオタイプから離れ、女性を「一人の人間」として描いていたのにも好感が持てました。一人一人のキャラ被りがなく、話をアレだけ広げ、さらにアイヌの伝統や歴史的観念の取材、さらに野生動物の味を確かめるために狩猟に同行するなど、作者のバイタリティにも感服しました。スピナマラダの時からやや変わった主人公像を描いたり、言葉のいい回しが面白い(二瓶監督)なと思っていたのですが、それが遺憾無く発揮された、最初から最後まで全力特急で走り抜けた作品だったと感じます。救いどころを逃してしまった月島軍曹、人間的に屈折しすぎた尾形、最後まで嘘か本当かわからなかった鶴見中尉などと悪役にもかなりの華がある、まだ読んだことのない人には全巻一気に読んでもらいたいくらいよくできた作品でした。

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